23「アンを探して」映画鑑賞
スクリーンを通じての里帰り「アンを探して」映画鑑賞
11月14日に、映画「アンを探して」を観に行きました。
正直、当初はあまり興味がありませんでした。と、いうのも、とんねるずの石橋貴明さんの「娘」が主演という事ばかりが宣伝されていて、何だか穂のかさんが気の毒に思えてしまっていたからです(彼女は親の七光ではなくご自分の実力で今回の役を得たと聞いています。そういった「ご本人自身」をもっと見てあげてほしいものです。パンフレットに、 オーディションの事が記載されていたのが救いでした)。
ですが、ロケのほとんどをPEIで行ったという事が私の足を映画館に運ばせました。今年の初夢はPEIだったのに、仕事に追われていた事等、諸事情により、結局今年はカナダに帰る事が叶いませんでした。「年に一度は里帰り」がここ何年も、 数年に一度に変わってしまっている現実は、確かに悲しいのですが、私の友人が いつも掲げているスローガン「いつも心にPEIを」を胸に、この日は、スクリーンを通じての「里帰り」を楽しみにしていました。
話の内容は、17歳の女の子、杏里が、亡き祖母の初恋の相手を探しにPEIに降り立つところから始まります。そして、その事を軸に、人と人との関わり合いや、先の大戦の悲しい現実、未来に生きることの大切さなどが見事に描写されています。
そして、今まで、おそらく沢山の人たちが経験してきたであろう「人生の節目に、自分を見つめなおすためにアンの物語を読む」といった場面も又・・・
私個人は、はやり、PEIの風景、訪れた事がある場所が出てくる場面にときめき、もっといえば、登場人物の自宅玄関に貼られていた、現地の保険会社のロゴマーク等に、ありのままのPEIを楽しんだり・・・(もちろん、本当とは知っと違う、映画故の部分も、それはそれで堪能しました)
ですが、一番感動したのは、杏里がPEIに滞在中にお世話した、B&Bのオーナーで、杏里の亡き祖母である静香の友人、マリが、杏里の「人(=祖母の初恋の人)探し」を内緒にされていた事に対して、杏里を気遣っていた分、悔しさが込み上げ、放った一言
「家族でなくても、人を想う気持ちはある」
これは、正に、私にとっての“カナダの家族に対しての想い”そのものでした。血縁ではないから、本当には家族ではないかもしれません。けれど、いつだって、何年会えなくたって、想っている。いつからか、忙しさにかまけて、普段何もしてあげられない負い目を感じていた私の心を洗ってくれる一言でした。正に、PEIマジック!
ひと時、私を第二の故郷に帰らせてくれて、有難う・・・
(2009.11.15)