4 トロント到着
5月27日(金)飛行機の旅にてトロントに到着しました。実は、 私の座席の隣りの男性が、奥様と席が離れてしまっていたのを見て「本当はこのまま窓際でロッキーを眺めたかったけれど」 と思いながらも替わって差し上げたというのに、その男性は 「当然」といった態度だったので、かなり不機嫌だった私ですが、 空港で迎えて下さった送迎サービスの方がとても良い人で、空港 からホームスティ先までのドライブが楽しく、いつの間にか 楽しい気分になっていました。
さて、1995年当時、PEIにESLの語学学校が無かったため、 PEIに入る前に、ここトロントで一ヶ月間だけ、ホームスティをしながら語学学校に行く事にしていました。スケジュール上、 PEIに入った後は一週間程しかフリーは無く、その後直ぐに 農場に入ることになってしまうものの、生活を考えると、少しでも 英会話の上達、カナダならではの表現も学びたくて決めました。この時、ホームスティ先に向かう車の中の私にとってはトロントは PEIに向かう為の、単なる「通過点」のはずでした。
ホームスティ先に着くと、お母さんは旅行で不在。日曜日の夕方帰っ てくる予定とのことでした。私が到着したのは、トロントより北東のスカボロ市。トロント中心からは地下鉄とバスで40分くらいの場所 になります。日系人も多いようです。この家は、お父さん、お母さんと、二人 の娘の四人家族ですが、当時移民者に英語を教えていた長女は、勤務先 が家から遠かった事で、別にアパートを借りていました。なので、この週 末はずっと、次女で大学生のシーナが私の相手をしてくれ、日曜日には、お父さん が車で私達二人をトロント南部のミササガ(Missauga)のショッピングモール に連れ出してくれたりと、家族の休日を楽しみました。
でも、シーナは 私より若い女性ですので、もしかしたら、英語が満足ではない私に退屈 していないかと心配でした。何せ、一日中一緒でしたから・・・実際、 彼女は宿題が気になっていたようですが、将来教師になることを目指していた (2004年現在はその教師)彼女にしてみれば、これはこれでプラスになっていた みたいです・・・
日曜の夜、お母さんが帰ってきました。「Emiko、良く来たわね!!!」と、 旅の疲れも見せずに大歓迎されました。このお母さんのおかげで、この後、 次々に起こる辛い出来事や「ああ、こんなはずでは・・・」とがっかりする 出来事を全て乗り越えて、私はPEIに旅立つことが出来たのです。そして、私に とってPEIだけでなく、ここスカボロも又、私のもう一つの故郷「帰る場所」になったのでした・・・(2004.10.10)