06 長年の夢、新しい希望
2004年の夏はとても暑く、めずらしくばててしまいました。それでも、ある日突然夏が終わったかの如く、急激に涼しくなり、そして秋も深まり、気が付くと今年もあと2ヶ月足らずとなりました。夏の日々は毎日「早く時が過ぎて涼しくなって欲しい」と思っていましたのに、最近は今年がもうすぐ終わってしまうちょっとした寂しさがつきまとっています。
今年の5月にPEI帰省が出来た私は、長年の夢であった「12ヶ月全てのPEIを体験する」という目標をようやく果たすことが出来ました。唯一知らなかった5月のPEIを、私はとても好きになりました。(もっとも、嫌いな月などありませんが・・・)
今年は仕事がとても忙しいのですが、そんな中で、一つの夢を実現出来、慌ただしい中にも、いくつかの貴重なPEI伝導活動に参加させていただく好機を頂いて過ごしてきました。
中国の友人が来日し、一時楽しく過ごす事もできました。そのような、仕事はきつくても(まあ、この不況の中、次々と新しい施設をオープンしているのはめでたいことですが)楽しみもたくさんあって、それに支えられている今日この頃、私の中に小さな、でも暖かい新しい夢が生まれました。
昨年末、我が家の隣家一家が、以前から購入されていらしたという地方の家に引っ越すことになり、その隣家を我が家が買い取ることになりました。私の幼なじみ一家でしたので、寂しい気持ちも大きかったのですが、隣家夫妻はちょっとした偶然で訪れたある地域に惚れてしまい、定年後はここ、と決めていらしたんだそうです(そういう気持ちは良く判ります)。必要な手続きを全て終えた後、我が家は2軒家となりました。
最初は、両親が購入した隣家だからと私の場所をそこには考えていなかったのですが、家族会議の結果、2軒家は当面は改築せず2軒のままとし、母屋(今までの家)には両親が、隣り(長年の癖で今だに隣りと言っております)には私達姉弟が住むことになりました。諸事情で、私は未だに寝泊まりだけは母屋なのですが、主な荷物はすでに新しい部屋に運んでおり年内には新しい部屋に移る予定です。
前々から私は、自分の家に親しい人を呼んでお茶を楽しみながら話をする一時がとても好きなのですが、特別な事情があり特に近年はそう言ったことが一切出来ずにいました。お茶すら難しいのですから、地方から上京してきた友人を泊めることは不可能で、いつもそのことがつらく申し訳ない現実でした。(友人の中には、なぜかたくなに家に入れてくれないのかと不快に思われていた人も少なからずいらしたようですが、複雑な事情故、ご勘弁下さいね。)
ですが、2軒家になったことで、この楽しみが復活できることになりました。新しく住む家の方だったら人を招くことは何の問題もなく、むしろ、これまで難しかった分、親しい人たちをたくさん迎えたいと願っております。
その新しい部屋、といっても、まだ運び込んだ荷物の整理もついていない状態なのですが、何人もの方々から、長年集めたPEIの資料を材料に、オープンハウス形式で人を呼んだら素敵ではないか?というご意見を頂き、驚きと共に、ちょっとどきどきしています。と、申しますのも、実は私は長年、いつかPEI好きの方々のためのサロンのようなものを作れたら素敵だろうなあ・・・という漠然とした夢は持ち続けてきたからです。
私の尊敬する方がそう言った場を提供されたのを見てからはその気持ちは更に大きくなっていたのですが、先述の通り、母屋の事情もあって、自分の家でそれをするといったことはこれまでは想像も出来なかったことでした。それに、自分の集めた資料がどれだけの人の役に立つのかはわかりませんし、何よりも私は、PEIをセカンドホームに持つ人達の内の一人であるだけですから・・・
ですが、先日我が家に入らした方が、まだ本棚も購入しておらずにどさどさと置いてあるだけの資料に感動して下さり、先日お手伝いさせていただいたイベントに貸与した私の書籍や資料に対して、大勢の方々が手にとってご覧下さったこと、「いつかオープンハウスを期待しています!」「尊敬する先生に続け!」と仰って下さる方々の暖かい声に、漠然とした夢は少しずつ現実にやってみたいことになってきました。自分のPEI経験や、様々な視線で10年以上かけて集めた資料が、 どこかの誰かにとって本当に必要なものなのだとしたら、それは是非、ゆっくりとお話し致したいですし、お手に取ってご覧頂きたいと願う次第です。
国際活動とは、外国に行くだけじゃない、というのが私の持論のひとつなので、その点でも、オープンハウスは私の活動の大きな礎になるだろうと感じられます! と、申しましても、あくまで両親の家ですので、今の時点で不特定多数の人をフリーで入れる事は難しいのが現状です。ですが、これからゆっくりと内装を決めていきな がらまずは親しい人達や、私の持っている資料を手に取ってみたいと仰って下さる方々が、お茶を楽しみながら一時、楽しめるような場所を作れればと思います。とっても図々 しいことですが、もしも「小指の先だけPEIを感じる」と仰っていただければ本当に有 り難いことですが、残念ながら和室です・・・(笑)
来年はこの新しい夢を充実させていきたいと、既に来る年の目標が定まっている今日この頃です。
(2004.11.3文化の日)