08 NANAという作品
見た目の印象では、私はあまり漫画を読むタイプには見られないようですが、実は大がいくつあっても足りないかと思うほどに漫画好きです。現在購読している漫画雑誌は「別冊花とゆめ」だけですが(目当ては友人に勧められて以来大好きな「迷宮シリーズ」と、「ぼく地球」の「次世代篇」)単稿本になった諸作品からお気に入りを見つけるのが本屋さんに行った時の楽しみの一つです。
いつからか「NANA」と言う作品の話題を度々耳にするようになりました。テレビでもその人気を取り上げ、ついにはアメリカで英語版が発売、海の向こうでも大ヒット、とか。最初は関心が薄かったものの、ある日、他の本を探しに大手書店に行った私の目の前に偶然写ったNANAの第一巻に、何とはなしに、読んでみたいという気持ちが膨れ、読み始めました。
正直、1巻にはそれほど気持ちが動かなかったものの、2巻で二人の「NANA」がひょんなことから同居したところで「これはなんかドラマを感じるぞ」と気持ちが惹かれていきました(そういえば、迷宮シリーズもこっちは男子大学生がやっぱりひょんなことから同居することで始まっている)。やりたいことがわからず、定職にも就けないけれど、いつも恋と「女の幸」せを探している奈々ちゃんと、音楽の夢に向かってまっしくらだけれど、どこか心に悲しみをいつも持っているナナ。話が進むにつれて、ふたりにはいろんな事がふりかかってくるけれど・・・
もし「ご感想は?」と聞かれても、簡単には表現できない深さがあります・。ただ一つ言えることは、これは今の時代が求めているタイプの作品で、だからこそ、日本だけでなく、世界でもたくさんの人に愛される作品なのだろうと思います。現在の、特に若者達が、この作品を通じて自分の道を見つける・・・までは行かなくても、懸命に生きれば、人生というのもなかなか面白いじゃん・・・と思うのではないかなあ・・・「漫画読んでないで勉強しなさい」と仰る親御さんが多いようです が、漫画でこそ伝わる事だってあるんだよ!みんな、もっと漫画も読もうよ」と言いたいところです。(ま、私の独り言・・・)
余談ですが、この秋NANAが実写映画になることで、ファンの皆様からかなりの反対意見があったとか。まあ、ヒット作品の宿命ですな。映画を観て、NANAの原作とは又違った魅力を探す人も、原作のイメージだけを守るために映画館へは行かない人に も、この先のNANAがとっても楽しみなのは同じですね!
(2005.8.1)